EuropeanHistory

西

EuropeanHistory

第一に「物語(ストーリー)」としての面白さ、第二に現代へのつながりを知れること。 前者については、世界史に限らずいえることだろう。私が本は読まないもののアニメ等は見るタイプであるため、物語が好みという話だ。例えばゲームでも、専門用語が鬼のように出てくるものがある。しかし、これは歴史もそのようなものだ、といえるのではないだろうか?さらに、継承戦争などを調べていると、アニメや漫画でやっていることより数倍えげつなかったり滑稽だったりして面白い。 後者については、ありきたりで胡散臭い言い回しだが、「現代のなぜ」が分かったりする。残念ながら歴史は、人の意志とやらが混入しているせいで明瞭とはかけ離れることがあり、未解明ももちろんある。しかしながら、歴史をある程度正しく学べば、表面上わからない世界情勢におびえたり、一時の理解のためにもっともらしく語られた根拠が枯れている自称理論に縋ったりする必要がなくなると思う。これが欠けているから歴史をやる意味がない理由としてあげられる、「勉強になる」という部分はこれが該当するだろう。

西洋史学専攻 2年 H氏

主な関心分野

古代メソポタミア史、古代オリエント史(新バビロニア王国と前12C頃までのシリアの宗教文化)、近現代ヨーロッパの王室制度、西欧中世宗教社会史、第二次世界大戦、オリエント、ヨーロッパ民衆史、中世ハンガリー、ハプスブルグ、北欧近現代史 etc.

※西洋史勢は他に比べて専門を極める傾向が強い

おすすめの授業

・唐橋文先生「西洋テーマ史(4)」
・杉崎泰一郎先生「西洋テーマ史(5)」
・田口卓臣先生「フランス文学史」
・荒船俊太郎先生「アーカイブズ概論」

※開講されていないものを含む

おすすめの本・映画など

・小林登志子『古代オリエント全史学』中央公論新社、2022年

大変読みやすく、イスラーム化するまでの全体的なオリエント史の流れを掴めます。値段もあまり高くありません。

・君塚直隆『立憲君主制の現在』新潮社、2018年

ヨーロッパの王室を捉える上での入門書。君主という存在のあり方について、主要国を中心に比較していく。

・原田眞人『日本のいちばん長い日』松竹、2015年