中大近くにある博物館

 中大生の多くはモノレールを使い登校しています。かくいう私もその一人です。そして、モノレール通学する人の多くが中央線と乗り換えができる立川駅から乗ってきます。そんな立川駅ですが、すぐ近くに昭和記念公園があるのは読者の皆さまもご存じのことだと思います。しかし、その昭和記念公園の中に昭和天皇記念館があることはあまり知られていません。また、あると知っていたとしても、昭和記念公園に行く機会があまりないので、行ったことがある人はほとんどいません。しかし、せっかく近くに面白そうな施設があるのなら、行かなきゃ勿体ない。その精神で昭和天皇記念館へ行ってまいりました。本日の記事はそこのルポになります。

昭和天皇が実際に使っていた玉座

 昭和記念公園はお金を払わないと入場できません。しかし、昭和天皇記念館は無料エリア内にあります。払うお金は入館料だけです。朝09:30の開館時間めがけて家を出ましたが、すでに外は灼熱地獄。公園の入口から記念館へはそれなりに距離があり、5分ほど歩かねばならないのですが、そこの5分がまあ大変。空調のきいた建物に入り、生き返ったところで入館料を払います。高校生・大学生は300円でした。いざ、展示スペースへ行ってみると…。あまり広い施設ではないようです。それこそ博物館ではなく”記念館”ですので、これくらいの規模感でも十分といったところ。昭和天皇が実際に使っていたものから幼少の頃の映像まで展示されていました。また、何よりも驚いた展示物は終戦の詔書の複製品です。所々修正・加筆された跡が残されており、歴史の重みを実感することができました。それ以外にも、普段はあまり注目されない戦後の昭和天皇の行幸など新たな一面が知れる展示内容となっています。個人的にはもっと戦前から戦中に至るまでの展示を増やしてほしいというのが本音ですが、そこらへんは様々な博物館で詳しく紹介していると思うのであまり不満はありませんでした。

 さて、今日は立川にある昭和天皇記念館についてご紹介させていただきました。中大からモノレールで一本ですので、ぜひ皆さま行ってみてはいかがでしょうか。ではまた次の記事でお会いしましょう。以上、佐々木信綱でした。